本セミナーでは、⽔中ロボットの開発と利⽤の最先端で活躍している講師を招いて、その現状をわかりやすく説明します。また、同時に開催している⽔中ロボットコンベンションと⽔中ロボットの⼯作の魅⼒についても紹介いたします。
完全事前登録制となっております。
定員に達したため、新規受付を終了しました。大変多くの申し込みをいただき、ありがとうございました。
- 日時: 8月24日 10:00-12:00(予定)
- 場所: JAMSTEC横須賀本部
- 講演内容
- 海中ロボットで海の底に沈んだ「モノ」を探す
浦環(東京大学 名誉教授)
海中ロボットは、海中で働いて「なんぼのもの」です。プールで十分にトレーニングをしたら、ロボットを連れて海にでましょう。でも、海で何をするのでしょう。ただただ泳ぎ回っているだけでは、「なにやっているんじゃい」と言われてしまいます。仕事をしなければなりません。海の中でロボットにやってほしい仕事はいろいろあります。まず第一は、海底にあるものが何か、を調べることです。最近は、熱水鉱床などの鉱物資源の調査、底棲生物の調査が行われています。数ヶ月前に起こったF35戦闘機の墜落事故のように、海底に沈んだ機体の捜索もロボットがやらなければならない重要な仕事です。私たちは、70年以上も前に沈んだ潜水艦や客船をロボット達と最新技術を駆使して、ここ2年間、調査をしてきました。そのような調査を例に取って、海中ロボットを取り巻く技術と活躍を紹介します。 - ロボ化石・化石に残る絶滅した生き物をロボットにして泳がせる!
近藤敏康(AFK研究所 代表)
ロボ化石プロジェクトでは、古生代の生物の泳ぎ方を、化石や論文、JAMSTEC深海映像・画像アーカイブスを参考に、 水中ロボットを作り検討、公開イベントやワークショップ、SNS などで情報提供をしている。なぜ水中化石ロボットを開発している のか・開発を通じての気づきや裏話を映像や実物を交え紹介する。 また一般の方々が100円均一等で入手しやすい材料で、ロボ化石 を作るポイントについても紹介する。 - 日本発の海底探査チーム「Team KUROSHIO」Shell Ocean Discovery XPRIZEへの挑戦
麻生達也(海洋研究開発機構)
Shell Ocean Discovery XPRIZE は、自律型海中ロボットを用いて水深4,000mで24時間以内に250km2以上の海底マップ構築を目 指す国際コンペティションです。参加チーム32チームの中で、 Team KUROSHIO は準優勝し、 日本の海中ロボット技術力の高さを示すことができました。
- 海中ロボットで海の底に沈んだ「モノ」を探す
- 対象: 指定なし
- 費用: 無料
- 申込方法: 登録フォーム内において、セミナー参加にチェックを入れてください。